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The University of Queensland-Japan program for Industry Experience 2019 (UQ-JPIE)

プログラム概要

令和元年7月1日(月)~7月12日(金)の2週間、オーストラリアのクイーンズランド大学(UQ)機械鉱山工学部から15名の学生を本学工学部に迎え、第3回目である「UQ-JPIE(The University of Queensland-Japanese Program for Industrial Experience)」を実施しました。このプログラムは、豪州政府による取り組みのひとつであるNCP(新コロンボ計画)によるもので、豪州人学生の留学やインターシップへの支援を通じて、インド太平洋地域についての造詣を深めることを目的としています。平成27年度に開始した九州大学(KU)とクイーンズランド大学(UQ)との「UQ-KU Project」の取組の一環として、本学とUQが連携して企画し、オーストラリア政府が推進する留学施策「新コロンボ計画」に採択されたものです。プログラム実施に際しては、本学工学部が国際部/国際戦略課と連携し、オーストラリア総領事館など学外の団体、企業からも協力支援を頂きました。

UQ学生は、本学の研究者による特別講義や学内の施設見学、日本を代表する企業を訪問するフィールドトリップへの参加を通じて、日本の産業技術を理解すると共に、日本の産業発展の歴史や日本のビジネス習慣について学びました。また、本学工学部所属の日本人学生を対象とした短期海外研修プログラム「Q2PEC」と連携し、UQに8月から6週間滞在する九大生と「バディ」を組み、プログラム期間に双方向交流を行いました。

 

オープニングセレモニー

7月1日(月)に本プログラムのオープニングセレモニーを開催しました。セレモニーでは、特別ゲストである駐福岡オーストラリア総領事イアン・ブレイジア氏よりUQ学生へ激励のお言葉を頂きました。またキャンパスツアーでは、初めて訪れる伊都キャンパスを国際コース学生のガイドのもと、楽しんで見学しました。

 

(開会の辞)工学研究院 久枝研究院長                                                   

開会の辞(工学研究院 久枝研究院長)                           ご挨拶(九州大学 久保総長)

 

                                                     

(祝辞)イアン・ブレイジア駐福岡オーストラリア総領事       (閉会の辞)工学研究院 園田副研究院長

                                                      

 

オープニングセレモニー集合写真

 

歓迎会

オープニングセレモニー後にランチ歓迎会を開催し、若山理事が乾杯の挨拶を行いました。食事をとりながら和やかな雰囲気の中、UQ学生がプログラムの意気込みを九大関係者と共有しました。

 

 

         

乾杯の挨拶(九州大学若山理事)           UQ学生代表 ダヴィカ クルニカさん 挨拶

 

         

九州大学学生代表 梅原三紀雄さん 挨拶                        歓迎会の様子

 

駐福岡オーストラリア総領事イアン・ブレイジア氏 特別講義

歓迎会後は、駐福岡オーストラリア総領事、イアン・ブレイジア氏による「オーストラリアと九州経済のつながり」についての講演が行われ、九州の経済がオーストラリアとどのような関係を持ち、影響を及ぼしているか、また九州における経済の成り立ちについて理解を深めました。プログラム初日に九州の経済について学ぶことで、非常に有意義のあるスタートを切ることができました。

 

 

 

講義①: 工場見学事前講義

実際に工場を見学する時により深く知識を得るため、各企業様を訪問する前に「工場見学事前講義」を行いました。機械工学部門の田原健二准教授より「ロボット」について、電気システム工学部門の東川甲平准教授より「超伝導システム科学」について、海洋システム工学部門の後藤浩二教授より「造船工業」について、材料工学部門の田中將己教授、土山聡宏教授より「鉄鋼」について、5名の講師がそれぞれの分野に基づいた工場見学事前講義を行いました。

 

  

田原准教授による「ロボット工学」事前講義    東川准教授による「超伝導システム科学」事前講義

  

後藤教授による「造船工業」事前講義       田中教授・土山教授による「鉄鋼」事前講義

 

講義②: 本学の先端研究紹介に基づいた講義

エネルギー量子工学部門より松村晶教授、分子集積化学部門より高原淳教授、カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)よりStaykov Aleksandar Tsekov准教授、エネルギー研究教育機構よりStephen Lyth准教授、最先端有機光エレクトロニクス研究センター(OPERA)よりドクターW.J.Potscavage、5人の教員により九州大学における最新研究成果についての講義と最先端の学内研究施設が紹介されました。

 

        

ドクターW.J.Potscavageによる「OPERA」施設見学         Stephen准教授による「水素ステーション」施設見学

 

水素ステーションでの集合写真

 

松村教授による「超顕微解析研究センター」施設見学

 

講義③: 日本の産業に関する講義

機械工学部門の河野正道教授、工学研究院のSchröeder Martin准教授より、日本産業の歴史と発展、日本産業の背景から産業分野全体について幅広く学びました。フィールドトリップの訪問先であるトヨタ自動車株式会社についても講義を行い、歴史的背景から学ぶことが出来ました。

 

 

河野教授の講義                Schröeder准教授の講義

 

講義④: 日本ビジネスマナー講義

工学研究院の許斐ナタリー准教授より、日本ビジネスマナー講義を行いました。UQ学生は日本のビジネスシーンにみられる、名刺の渡し方や、会議における座席の位置、取引先との挨拶の仕方など、オーストラリアには無い日本独特のビジネスマナーを学びました。講義後、工場見学先の企業ご担当者様と名刺交換を行うなど早速学んだマナーを実践しました。

 

 

許斐准教授の講義               名刺交換のワークショップ

 

世界で活躍する日本企業の工場見学

今回のプログラムの主なテーマの一つである、世界で活躍する日本企業様への工場見学を行いました。今年度は株式会社ブリヂストン様、日本製鉄株式会社様、トヨタ自動車九州株式会社様、三菱重工船舶海洋株式会社様、株式会社安川電機様、TOTO株式会社様、株式会社SUMCO様、三菱電機株式会社三菱パワーデバイス製作所様、J-POWER電源開発株式会社様の工場やミュージアムを訪問しました。昨年の参加学生にも大変好評でありましたが、今回も日本が世界に誇る産業技術を直接見て学び、非常に充実した訪問となりました。

 

 

株式会社安川電機様 みらい館         三菱重工船舶海洋株式会社様 長崎造船所香焼工場

 

 

株式会社ブリヂストン様 北九州工場      トヨタ自動車九州株式会社様 PR館

 

 

TOTO株式会社様 ミュージアム見学                 J-POWER電源開発株式会社様

 

九大生との交流-九大Q2PEC参加学生「バディ」との顔あわせ

本学工学部の短期研修プログラム「Q2PEC」でクイーンズランド大学に8月から6週間滞在する予定の九大学生が、滞在中のUQ学生の生活をサポートする「バディ」となり、交流しました。プログラム初日に、それぞれのバディと顔合せを行いました。自己紹介後は、お互いの趣味や大学生活について話し、大変盛り上がりました。仲良くなったバディと共にUQ生の講義後や週末に、海へ遊びに行く学生や、大宰府や柳川へ出かける学生など積極的に交流しました。7月15日(日)は、博多祇園山笠を見学に行く学生もいました。

 

 

 

UQ-KUワークショップと閉会式

プログラム最終日には、UQ学生と九大学生が意見を交換するワークショップの形式で、クイーンズランド大学(UQ)学生と昨年度Q2PECに参加した九州大学(KU)学生が、それぞれのプログラムを通して学んだことや課題について、九大学生は代表者5名、UQ学生は3名ずつ5チームに分かれプレゼンテーションを行いました。滞在中に学んだこと、感じたことなど、趣向を凝らした発表形式でプレゼンテーション発表を行い、発表後は質問を多く取り上げ、活発に意見交換を行いました。また、閉会式では本学の久枝工学研究院長と松村副研究院長よりUQ学生の輝かしい未来に向けて、激励のメッセージを送り、日本の受賞式典の形式に沿って久枝研究院長からUQ学生へ修了証授与式を行いました。

 

 

松村副研究院長による開会の辞           UQ学生のプレゼンテーション発表

 

UQ学生修了証授与               UQ学生から久枝研究院長へ記念品の贈呈

 

KU学生代表挨拶                  久枝研究院長による閉会の辞

 

送別会

今年Q2PECに参加する九大学生が中心となって、送別会の運営・司会進行を行いました。プログラム中にUQ学生と「バディ」を組んでいた九大学生や、プログラム中に講義を担当した講師が参加しました。送別会の最後は松村副研究院長による、博多一本締めを行い、プログラムの修了を祝うこととなりました。学生たちは、8月クイーンズランド大学での再会を楽しみに、お別れの言葉を交わしました。

 

 

送別会

 

 

謝辞
この度は、2019年度UQ-JPIEプログラム(The University of Queensland-Japanese Program for Industrial Experience)の2週間において、工場見学を快く引き受けてくださいました企業様、講師の方々や関係者の皆様からのご支援・ご協力のおかげで無事にプログラムが終了出来ましたこと、工学研究院附属国際教育支援センタースタッフ一同心より感謝を申し上げます。また、在福岡オーストラリア総領事館の皆様におかれましては、例年多大なるご尽力をいただき誠に感謝いたします。
UQ学生たちは講義やフィールドトリップなどを通して、世界で活躍する日本産業技術を直接見て学び、産業界の現況を含む日本の工学技術の発展の歴史や、日豪のビジネス習慣の違いを体験するなど、非常に充実した2週間を過ごしました。本プログラムに参加したUQの学生たちが、帰国した後も今回のプログラムで学んだことを今後のキャリアに生かし、将来、日本とオーストラリアの架け橋となってくれることを期待しています。
今後とも一層のご厚誼ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。